ズルズルは日本の文化




aねこじゃらし

「何たらハラスメントという言葉がはやってるな」
「パワハラ、セクハラ、モラハラ、・・・なんかいっぱいあるな」
「最近はヌーハラもあるぞ」
「何だそれは?わかった、銭湯で裸になるのがあかんとか」
「ちゃうわい、ラーメンや蕎麦をすするのが不快らしい」
「あほな!ズルーッと大きな音をたてなきゃ蕎麦に失礼だ」
「そうだ、ズルーやツルツルは日本の文化だ」
「そうだ!いったい誰がそんな事を言うんだ」
「一部の日本人や外国人だそうな」
「そんなのは蕎麦屋に行くべきでないわい」
「オリンピックを控えてるから忖度したんだろう」
「だからオリンピックなんかするなとわしは言ったんだ」
「それよりもそんな言葉を考えた奴は国外追放だ」
「熱くなってきたな。えーどえーど」

めんどうみてもらうなら




aめんどうをみてもらう

「あー、早くわしらの面倒を看てくれるロボットが出てこんかなー」
「馬鹿言え、わしはピンピンしてるぞ」
「先のことを心配していってるんだ」
「そうだなー、絶対家の者は介護施設に放り込むに決まってる」
「それで面会にも来ず厄介払いか」
「良心的な施設に当たればいいんだがなー」
「商売で経営する者にそんなもの期待しても無理だろう」
「だから痒い所に手が届くような介護をしてくれるロボットに
期待してるんだ」
「そんな万能型のロボットなら家でも一台ほしいな」
「しかし、ロボットも可哀想だぞ」
「何が?」
「普通の年寄ならいいが、面倒見るのがお前らだからだ」
「そんなにひどいかなーわしらは」
「普通だと思ってるのか。相当我がままだぞ」

靴底が減る




a靴底顔


「何を!お前は顔が昭和じゃないか!」
「くそー、お前こそ靴底顔をしやがって!」
「その辺にしとけよ、怒ったら腹がへるぞ」
「うーむ」
「それにしても、お前らは平らな靴底顔してるなー」
「何だとー、お前も大きな事が言える顔か」
「わしらは毎日いやというほど歩くだろ、そのせいだ」
「そんなばかな・・」
「靴底が顔に影響しないという証明はないのだ」
「だがよ、靴が磨り減るのは困るなー」
「いい方法があるぞ。これなら絶対磨り減らんのだ」
「?、狂言みたいにすり足で歩くのか」
「ちがわい、これを見ろ」
「おーっ、鉄板か・・それを鋲で・・ははあ成程」
「それでお前が歩くとカチカチ音がしたんだな」
「そう、お前のように靴底が片減りすることはないのだ」
「おくれー」
「子供かよ、これでお前の顔も少しは立体的になるのだ」
「おくれー」

たまには黙ろうか




a河川敷にて

「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「ぶはー・・・もう我慢できん!」
「わしもだ、もうダンマリごっこは止めようぜ」
「なんだ、だらしがない。わしは一日中でもできるぞ」
「じゃあダンマリは解除だな」
「よし、さてお前らに訊くが気圧の単位がmbarからhPaに
かわったのは知っとるか」
「当たり前じゃ、小学生でも知っとらい。じゃあ訊くが・・」
「お、おう」
「湿度は相対湿度と絶対湿度があるが単位はどう表示する?」
「うー・・・・・・・」
「また黙るんかい」

老人の主張




a青い柿

「柿の実が大きくなったなー」
「まだ青いけどよ、左のでかいのは俺のだぞ」
「ずるいぞ、そんな」
「まあまあ」
「あー、それでは本日の議題にうつります。テーマは
老後の形です。誰か」
「ハイ!」
「元気がいいですね。ではどうぞ」
「人はいろいろな老後の形があるのであります」
「いーぞ、それで?」
「晴耕雨読の老後」
「止むを得ず病床につく老後」
「家庭内で地雷を踏まぬよう用心深く生きる老後」
「ボランティアなど第二の人生を人の為に生きる老後」
「生活苦から生涯現役を続ける老後」など様々であります。
「ふむふむ、今日はまともな事を云うなー」
「しかし国は己の無策を棚に上げ定年延長、年金支給開始
延長などを強制しょうとしております」
「そうだ!」
「本来、老後の生活は個人の意思が尊重されるべきなのです」
「それが永年お国の為につくしてきた老人の権利であります」
「以上、代読を終わります。ご清聴ありがとうございます」
「何だ!お前の主張じゃないのか?」
「新聞のコラムに書いてあったのである」
「なーんだ、お前の考えじゃないのか。しかしよくまとまってるじやないか」
「孫に頼んで抜き出してもらったんだ」
「・・・・・・・」
プロフィール

シンとケイ

Author:シンとケイ
年寄ゴジラへようこそ!
年年歳歳花相似
歳歳年年人不同ということ
で残り時間を有効に
とばかり夫婦揃って好きな
事をして過ごしています。
家内は手芸、リメイク、旅行
私は水彩画、ウォーキング、
自炊.それと
オリジナル小説作成等を
やっています。
どうぞよろしくお願い
いたします。

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