スグリの実


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aスグリの実

「スグリの実か」
「よく知ってたな」
「そのくらい知ってるぞ、子供のころは食べたんだ」
「わしもだ、酸っぱいけどな」
「すぐりも色々あってな熟れたら甘いのもあるんだ」
「そういえば赤とか黒っぽいのもあったな」
「今はなこれでジャムをつくるのが流行っているんだ」
「面倒だな、買ったらよかろう?」
「色んなベリーを組み合わせてオリジナルのジャムを
つくるらしい」
「お前んとこのカミさんもやってるのか?」
「人に教えられてやっているみたいだ」
「柄になく上品な趣味を持ってるな」
「そうだな・・・ほっとけ!」
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あーあ マンボ、ウー!!


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aペレスプラード


「あーあ!! マンボ ウー!!」
「何だ、何だ!大きな声を出して!」
「ペレスプラードのNo5だ」
「知らん」
「何で知らない振りをするんだ」
「それを昼日中に平気でやるお前が恥ずかしいからだ」
「年寄りは何をやっても自由だろうが」
「まあ言われればな・・・」
「日本にも来たぞ。大変な人気だった」
「確かにあのビートは凄かったな」
「わしも若い頃はレ音楽を聴くのが趣味だった」
「へー、ジャンルは?」
「そりゃクラシックからコンチネンタルやラテンなんかだ」
「そうか、じゃあ労音なんてのも覚えてるだろ?」
「キャハー!懐かしい事を言うねー」
「いまの若いもんは労音なんて知らんだろうな」
「左翼の威勢がよかった時代だからな」

百日紅は


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aさるすべり

「百日紅だ・・」
「夏だからな」
「庄屋様の家にも咲いとった」
「庄屋?いつ頃の話だ?」
「B29の爆撃が激しかったころだぞ」
「まあいいか、放っとこう」
「わしの家にも植わっとったな」
「盆のころだが縁側で家族が集まってな、井戸で冷やした
西瓜や瓜なんかを喰ったな・・・」
「うーん、同じような記憶が俺にもある」
「ぼくちゃんは夏には逗子の別荘でね・・・」
「お前以前は別荘は葉山って言ってたじゃないか」
「別荘はいくつもあってね」
「あとでしばいたる!」
「どうもこいつの話は怪しい」

通い帳を知ってるかい


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「ところで、通い帳を知ってるだろう」
「おー懐かしい言葉だな。あれはもう無いだろう」
「一部の酒屋じゃまだやってるんだ」
「それを覚えてるってことはお使いをしたってことだな」
「あー家の用事はよくやったぞ」
「鶏の世話をしたり、七輪で火をおこしたりな・・・」
「そんな言葉は死語になってるな」
「あの当時駄菓子屋があったろう」
「あったなー、得体の知れん菓子をよく喰った」
「わしなんかはバタシガーにするめの飴煮をよく喰った」
「ぼくちゃんはママが駄菓子は食べないでと言われたな」
「じゃあ何を喰ってたんだ?」
「進駐軍のチョコレート、ガムとかクッキーとか・・・」
「この野郎!その頃からお前んとこは闇ルートに
食い込んでいたんか。きたねー!」
「パパはやり手だったんだ」
「それで二代目はそんなになったんだ」
「そう」

帰り道


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帰り道

「夏の思い出ってあるか?」
「そりゃああるさ、ガキの頃だがな」
「わしは夏休みはずっと外にいたな」
「川で泳いだり、堀で魚を釣ったりした」
「ぼくちゃんはね・・・」
「お前は黙っとれ。どうせ葉山の別荘で・・とか
言うんだろ」
「俺は近所に可愛い女の子がいてな、いつも一緒に
遊んだんだ」
「ふーん」
「昆虫採集に行った帰り道な、その子から引っ越す
ことを告げられてな・・ちょっと悲しかったなー」
「それで?」
「その子とは以来会えてないな」
「夏の思い出か」
「60年前のな」
プロフィール

シンとケイ

Author:シンとケイ
年寄ゴジラへようこそ!
年年歳歳花相似
歳歳年年人不同ということ
で残り時間を有効に
とばかり夫婦揃って好きな
事をして過ごしています。
家内は手芸、リメイク、旅行
私は水彩画、ウォーキング、
自炊.それと
オリジナル小説作成等を
やっています。
どうぞよろしくお願い
いたします。

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