それからどうするPart62


にほんブログ村



わたしは修行の旅を再開した。
目的地は決まっていない。ただ心の叫びを聞き
導かれるままに歩き、今でいうパワースポットで修行する
だけである。
苛烈な砂漠も私は一向に苦にならない。
砂塵の彼方から現れた私をある部落では生き神様と
祀ってくれた。イグアナの滝での滝修行では危うく
溺れそうになったが、私は満足している。
「他の連中はどうしているかって?」
「そりゃあなた、あそこでじっとしていられる連中じゃ
ありませんよ」
「ホームレスに戻ったんだ。 いーんだとあの暮らしが」
「それに気が向けばあの村に帰って農作業をするらしい」
「贅沢だよな、心のままに自分の好きな生き方が
できるんだ」
「Aはどうしてるかって?」
「フッといなくなったんだ」
「何者だったんだろう?悪戯好きな奴だったけど嫌いでは
なかったな。また他の世界を大混乱させているかもな」


= 完 =



ご愛読いただきまして有難うございました。
「それからどうする」はこれで完了でございます。
スポンサーサイト

それからどうするPart60


にほんブログ村



日本の近辺には物騒な国が多いいが、台湾とは昔から
友好関係にある。
民主進歩党の蔡英文主席とは安全保障面で連携を
強化している。
その主席から密かに特使やってきた。
「日本は関係ない、知らない,何のこっちゃ」ととぼけるが
明らかに不思議な力持つに至っている。その力を貸して
くれと言うのだ。「主席を支持する国民は皆、独立したがって
いるという。良好なパートナーとしてその手助けをして
ほしい」 
「だが現状は台湾の対岸には中国人民軍の
第二砲兵隊によるミサイル発射基地が睨みをきかせて
何かというと脅しをかけてきます」
さらに、このミサイルは日本も射程内だという。
「だからこれを何とかしてほしいのです」
「少し時間をください」と首相は言って我々に連絡してきた。
「…と言うんだよね、どうかね?」最近自信を持ったのか
首相の態度は尊大になっている。
「やってあげてもいいけど・・・」と私は少し焦らしてやった。
某月某日中国東岸は何の前触れもなく東西50キロに
わたり海面以下に崩れ落ちた。当然ミサイル基地も
海の底である。おまけにそれによる津波は都市を
水浸しにした。残ったのはすっぽり切り取られた
海岸線である。偵察衛星からの映像を台湾に首相は
送ってやった。「やはり日本は頼りになる偉大な国です」
と感謝され首相は「何でもありません。これからも
貴国とは仲良くやりましょう」と大きな顔をだらしなく
緩ませた。
そして台湾は独立を宣言したのだ。

それからどうするPart58


にほんブログ村



日本が水分解技術を独占しているのはけしからん
という国が出てきた。文句ばかり云うあの米国である。
トランプ大統領はせんのニコニコ顔から鬼の様な顔に
なって技術をよこせと脅しをかけてきた。
これに対し「日本の開発した技術をタダでよこせとは理不尽
極まりない。その代り適正な価格でH2は提供して
いるではないか」と首相は猛烈に反発した。
これは我々が米国が無茶な事を云ってくるだろうけど
安心しなさい。例えば日米安保条約破棄とかね・・・
と前もって首相に伝えておいたからだ。
思わぬ日本の反発に全ての関税を60%に上げると
大統領は脅したが返事はNOだった。
切れてしまった大統領は安保条約の破棄という大統領令
を発した。それは両院も黙認した。
ついに日本の駐留している軍と家族は一斉に引き揚げを
始めた。野党は大喜びでどうするんだと責任を追及するが
首相は平気な顔を保っている。しかし内心は不安で
いっぱいだった。
「何を心配しているんです。中国が報復してくることですか?」
「なら心配いりません。おそらく尖閣を取りにくるでしょうが
我々が完璧に対処しますから」
「うー・・・そうか。でも艦隊の他にミサイルや戦闘機もやって
くるかも・・・」
「それも大丈夫です。それに面白い事が起こるかもしれません」

それからどうするPart57


にほんブログ村



日本のエネルギー自給率はわずか6%だそうである。
つまり発電、車両等のエネルギー源はほとんど海外に
依存していることになる。
原油、LNGの輸入量は膨大であり価格も不安定という
状況にある。もしこれらの輸入が必要なくなれば、電気事業は
効率化されこれまでの1/10以下の価格になり、国内の全ての
事業にとって大きな追い風になるはずだ。家庭においても
電気代が1/10となればわが阿部屋内閣の支持率は・・・
ウシシ・・・ということで大統領令並みの強硬策で水分解施設
は介護施設並みにバンバン建造された。
原油やLNG輸入が減った代わりに水素ガスの輸出が徐々に
増えてきている。我が国はエネルギー輸出国になったのだ。
このところ阿部屋首相の鼻息は荒い。以前のにやけた顔は
引き締まり田中角栄のような大きな事を連発している。
「皆さん、いまや私のおかげ・・いやわが党の積極的な
政策でGDPは・・・・・あなたとはとは違うんです」あれ、これ前の
首相が言ったんじゃ?あの時は捨て台詞だったが。
これに対し野党は沈黙するしかない。
まあそこまでは良かったのだが。

それからどうするpart56


にほんブログ村



私は首相官邸の総理の寝室にいる。
「阿部屋首相!」私は首相の耳元で囁いた。
「何! 誰!どうやってここに入ったんだ。警備員がいただろう」
「ご心配なく。私はただの年寄りです。あなたに危害を
与える事はありません」見れば風采の上がらない年寄である。
「ではどうやって部屋に入ったか教えてくれ」
「なあに、私には簡単なことですよ。でも言っても信じられない
でしょうが」
「では何の為に忍び込んで来たんだ」
「忍び込んだのではなく、堂々と玄関から入ってきましたよ」
「私は首相に助言したいのです。聞いて損はしませんよ」
「貴方の努力にもかかわらずGDPはぱっとしませんな」
「それを私が20% に上げてさしあげましょう」
「何を馬鹿な!」
「信じられないのは承知の上で言っています」
「貴方の真摯な努力、そしてその人徳には日頃感服しております」
「中国の習主席からは無礼な知らんぷり」
「トランプ大統領からはオカマの様な目付きをされたり
大変ですなあ首相という仕事は」
「解ってくれるかい、そうなんだ。マスコミや野党は私が卑屈な
外交をしていると批判するんだ。こんなに懸命にやってるのに」
「私は貴方の志を理解してますよ。支持率は60%を維持して
ますしね。しかし結果が努力と結びつかないのはよくあることです」
「アヘヤミックスも此のところ目立ちませんね。そこで私が
出てきたのです。私は****村の住人です」
「私には現代人が理解できない力を持っています」
「南沙諸島の基地壊滅、恨国の大雨被害、そして
****村の中国コマンドの焼死等は私たちがやった事です」
「誰かと思ったがあれは君たちのせいか・・・」
「あの力は大した事ではないのです。首相に無償でプレゼント
するのは無限のエネルギーです」
「??」
「水を電気分解ではなく、チャポンと入れるだけで水素と酸素に
分解する触媒を提供します」
「これです」私は何の変哲もないボールを手渡した。
「これで国内一か月分消費する石油の代りになります。
但し、分解しようとしても無駄ですよ。現代人には理解
出来ないものですから」
「試しにバケツで試して次に学者や技術者を呼んで
証明されたら大規模な設備を建てればいいでしょう」
「これをくれるのかい」
「そうです。設備が出来上がれはいくらでも提供します」
「そうすると・・・・うー・・・石油がいらんとなると・・・
イヒヒ・・・」首相は少し気持ちの悪い顔で笑った。
プロフィール

シンとケイ

Author:シンとケイ
年寄ゴジラへようこそ!
年年歳歳花相似
歳歳年年人不同ということ
で残り時間を有効に
とばかり夫婦揃って好きな
事をして過ごしています。
家内は手芸、リメイク、旅行
私は水彩画、ウォーキング、
自炊.それと
オリジナル小説作成等を
やっています。
どうぞよろしくお願い
いたします。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR