葵の花


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aあおい

「夏の花と言えば葵だな」
「あおいの花ひらくー時代の嵐ー・・・」
「大きな声で歌うなよ、しかしお前だけ元気だな」
「元気には秘訣がある。だが言わない」
「阿保は暑さを感じないだろ」
「馬鹿にしたな。しかしこの歌を覚えているだろ」
「新選組だろう?栗塚旭とか戸浦六宏が出ていたな」
「時代劇はやらなくなったな・・・」
「年寄以外は観ないからなー」
「でもよ、洋画かて放映が少なくなったぞ」
「放送局の方針だろ。文句は言えないよタダだもん」
「その辺りは目をつぶるが、朝から晩まで同じニュースで
しかも社会問題の取り上げ方はひどく偏向的だ、それに
下世話なゴシップネタを平気で流す。奴らは二重人格の
集りとちゃうか」
「そうだな、あんな正義面したマスメディアに影響を
受けない様にフィルターを付けないとな」
「戦時中、奴らは政権にすり寄って我々を誘導した
事を忘れてはなるまい」
「おまえいったい何年生まれだ?」
「ふふふ」
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木陰にて



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a木陰では

「殿! 集合しました」
「ご苦労! 今日はお前たちに言っておくことがある」
「地球の環境には黒雲が立ち込めている」
「温暖化の事でございますな」
「左様、これは全て人間どものせいである」
「そのせいでわしたち昆虫族はひどい目にあっている」
「わしらの巣穴もゲリラ豪雨でやられました」
「温暖化の影響は集中豪雨だけではないぞ」
「何でございましょう」
「知らぬのか、温暖化の影響で次々と外来種が
我が国に不法移住しておるのだ」
「あいっらですか? 背赤後家蜘蛛やらヒアリにダニですな」
「そうだ、わしらの住み家は次々と席捲されつつある」
「団結しましょう。人間の奴らは頼りになりません」

わしらは解散すべきだ


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a朝顔

「わしらは今こそ考えるべきである」
「またかい、くそ暑い時に難しい話を持ち出すなよ」
「わしらは解散したらどうかという話だ」
「わしらは自由に集まっているんだぞ」
「まあ聞け!」
「一人で行動するとどうなるか、それを確かめる為だ」
「そんな事はお前が一人でやれよ」
「一人なら口論することもない」
「それに行動の選択は自分の思うが儘だ。何より自由だ」
「今でも自由だろうが!」
「しかしわしは考えた」
「何をだ?」
「一人では孤独感が付きまとう」
「?・・・」
「さらに会話が無く気分が沈む」
「となれば、独り言が癖になるだろう」
「それで結局どうしたいんだ?」
「だからこのままでいいかなーと・・・」
「この野郎いい加減にしろ!」

75才以上は限定免許になる?


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a限定的な免許

「これまでも運転免許を持てる上限を設ける動きは
あったな」
「国や市が高齢者の足になるような政策をきちんと
やり、車が不要になればすぐに返納するさ」
「それが年間何千円のカード支給じゃあな、役に立たん」
「それでな、お上がこんど検討している案は75歳以上は
夜間とか高速道の運転はできない・・というやつだ」
「それくらいなら受け入れてもいいか・・・」
「その代り国が夜間や高速は走れない車を安くレンタル
すればいいんだ」
「俺たちは走ればいいんだからな。小さい車でいい」
「そうすりゃ車検代も保険代も必要なくなるしな」
「今に優秀なAI搭載の年寄用レンタカーが貸し出されるさ」
「そ、その場合運転手はいないのか?」
「無論そうだろう」
「残念だ! 美人のロボットが乗ったらなー・・・」
「ロボットでもいいのか?」
「この際だ、贅沢は言わん」

なすびの糠漬けを喰うべし


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「よく食べたな、なすびやキュウリは」
「あの頃はどこの家でもちょっとした空地に
植えられたもんだ」
「だからおかずのメインはその漬物が多かったな」
「うちもだ、たまに鰯やあじの焼き物が出たくらいだ」
「その代り飯は3杯以上喰ったな」
「今は米はだんだん喰わなくなってるらしい」
「日本人は米飯だろう」
「欧米化でパン食や肉食が増えている」
「うちの孫も漬物は食わんぞ」
「そうだな食文化はどんどん変わっていくだろうな」
「多分加工食品しか食わない時代がくるだろうな」
「わしは漬物にお茶漬けの文化を守るぞ!」
「そうだ! ぬか漬けが無くなったらそこは日本じゃない!」
「そうだ! キムチなんかに負けるな!」


イパネマの娘


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aイパネマの女1

「海の路を美しい娘がやってくる」
「何!」
「太陽の様に輝き、その姿はまるで詩のようである」
「きゃはー! そりゃ何だ!」
「落ち着け、これはボサノバだ」
「イパネマの娘を知ってるだろう」
「うんにゃ、ボサボサの娘かー?」
「それでその娘は何処にいるんだ?」
「困った爺さんだ。歌詞だよこれは。そうだなー
いるとしたらブラジルだ」
「ブラジルうー・・・! ならいいや」
「諦めの早い奴だなー」
「彼女が通り過ぎると皆がその美しさにため息をもらす」
「うー、我慢できん。こうなりゃオカマ以外なら
なんでもいい。ブラジルだな?」
「諦めたんだろうが?」

老人たちの述懐


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a老人たちの述懐_000169

「アー退屈だ」
「ご存知旗本退屈男 パッ!」
「何だそれは?」
「知ってるだろう、市川右太衛門・・・」
「それは知らんが退屈でも自由に生きる事が人生の
奥義だな」
「しかし振り返ると雑事に追われて何もできなかった」
「誰でもそうだろう」
「しかしな、曲がりくねったその人生で何度も人智を
越えた何かに操作されたような気がするんだ」
「それにな歳をとり今はここに落ち着いているが、これまで
どれだけ人生の転機があったか」
「そのきっかけにおいて自分のとった行動を思い出すと、
何で阿保なことをやったか・・・と悔やまれる事が多々ある」
「それはトラウマだな」
「違うんだ、それが本当に自分の意志だったのかと考えるんだ」
「そうか不思議だな。俺もこの歳になって同じような事を
考えるようになった」
「俺だってそんな経験がぎょーさんある」
「うん、それらは何かの悪戯のせいじゃないかってな」
「それはただ計算深く行動できない資質のせいかも
しれない。 が・・割り切れない事が多すぎるんだ」
「論理的に行動できないのは欠点かなー?」
「まあまあ、いずれにしろ俺達らしい生き方だったんだ。
終わり良ければ全て良しということにしょうや」

ウルトラマンのピコピコランプ


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aウルトラマンのピコピコランプ


「年金受給の前倒しがいいか、65歳からか、それとも
あと倒しがいいかテレビでよく取り上げるな」
「そりゃー自分の寿命が前もってわかればいいけどよ」
「分かったら其々の生き方が変わるだろうな・・・」
「失望、安堵、色々だろうが、分かるのは自分だけに
してほしいな」
「そしたら年金の受給開始時期も、生命保険の
掛け方も分かるってもんだ」
「それだと保険会社と年金基金が潰れるな」
「何! 政府は国民の早死にを望んでいるのか?」
「ならウルトラマンのように寿命のピコピコランプが
3日前に点灯するってのはどうだ?」
「もうそろそろですよ、馬鹿やってないで準備
しなさいってやつだな。びっくりするだろうなー」
「そうだよ、急にピコピコしてくれてもな・・・」
「つまり寿命は分からない方がいいって事だな」
「話は変わるが、高齢者対策の変革とかいって
実質的年金の削減を国は検討し始めたな」
「それよ、それに毎度しゃしゃり出る有識者って
何者なんだ?」
「そら政府に都合のいい意見をだす高所得者と
御用学者達だ」
「なるほど」
「納得するな! そこはは怒るところだろうが」

漂流老人


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「行き場のない老人が大勢漂流しておる」
「何処でだ! そんなニュースがあったかな?」
「ぼんやり毎日過ごしているからだ」
「ひょっとして施設待ちの年寄りの事か・・・」
「そう、特別養護老人ホームは2、3年待ちだそうだ。
そして国の対策は進んでおらん」
「おれはな民間の介護施設に行ってきた」
「お前はどこも悪くないじゃないか」
「郵便受けに施設のパンフレットが入っていたんだ」
「したらな、綺麗な介護士さんが写っていたんだ」
「阿保、そんな広告に騙されてはいかんぞ!」
「それでよ、施設は何故か婆さんが圧倒的に多かった」
「男の多くは入るまでにいなくなるんだ」
「わしは女ならなんでもいい。夢の様な環境だな」
「お前みたいな阿保はきっと介護士に隠れ虐待されるんだ」
「何でそんな悲観的なんだ。夢がないなー」
「よいよいになって夢なんかあると思うか!」
「あー、おれは絶対家で往生したるぞ」
「迷惑がる人間がいるだろう」
「そうだなあ・・・」

同志よ!


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a真夏の公園1

「おい、舶来がやってきたぞ、バックパッカーかな?」
「何か言ってるぞ、やっぱり外人は愛想がいいな」
「先生、こういう時はあんたが頼りだ、通訳しろよ」
「こんにちは、皆さん何をやってるんですか・・・と」
「じゃあこう言ってやれ、わしらは高貴な老人であり、
こうして庶民の生活ぶりを観察しておる・・・と」
 「・・・・・・・・・・・・」  
「おい呆れて行っちゃったぞ、何と云ったんだ?」
「我々は貧しい老人でここで通行人から金をせびっている・・と」
「何でそんな事を云うんだ、絞め殺すぞ!」
「ママー、爺がいじめたー!」 「大声で泣くな!」

「おっ、また変なのがやって来たぞ」
「同志よ!」 
「何だ全学連、いきなり?」
「それは断固否定する! 私は中核に属する革命家である」
「ふむ、それでわしらに何の用か?」
「われわれはー、米帝国主義とー、日和見主義のー
現政権をー 断固糾弾するー!」
「糾弾されてもなー、われわれはーお役に立てないと思うが」
「老人たちよ、今こそ立ち上がる時だ!」
「・・・・・・・・・・」
「アー、行っちゃった。面白そうだったのに」
「今日は退屈せんな色々やってきて」

「おいあそこで何か言ってるぞ」
「うわー、やって来たぞ。大きな女だなー」
「ちょいとー、声ぐらいかけなさいよー」
「あんた女にしては肩幅が広いな。あっちかい?」
「何よー悪いー?」 「いや、別に・・・」
「ここは年寄の吹き溜まりー? みんな貧相な顔をして!」
「無礼者! わしは炭鉱労働歴50年の強者だぞ」
「ぼくちゃんは教員歴40年のインテリでーす」
「それで使用済みになってここにいるのね」
「まあそういう事になるかなー」
「フン、つまんない」
「アッ行っちゃった」
プロフィール

シンとケイ

Author:シンとケイ
年寄ゴジラへようこそ!
年年歳歳花相似
歳歳年年人不同ということ
で残り時間を有効に
とばかり夫婦揃って好きな
事をして過ごしています。
家内は手芸、リメイク、旅行
私は水彩画、ウォーキング、
自炊.それと
オリジナル小説作成等を
やっています。
どうぞよろしくお願い
いたします。

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