男の哀愁を漂わせるのだ




a大利根無情

「利根えーえーのー、利根の川風よしきりのー・・・」
「おー、えーど、えーど、大利根無情だな」
「それで何でそんな歌なんだ?」
「この中洲のかやを見ていたら頭の中に浮かんだんだ」
「ふん、わしは以前平手造酒だった・・と云うよりましだな」
「あれはヤクザの用心棒をして縄張り争いで死んだんだぞ」
「うん、何処かの藩士だったとか御家人だったとか」
「一番有名なのは千葉道場の免許取りだったという話だ」
「それが酒の失敗で落ちぶれていくんだろ」
「人の浮き沈みは今も同じよ」
「じゃあお前はこれまで一度でも浮かんだ事があるのか」
「無い、戦時中も二等兵止まりだった」
「なーんだ、しょぼい人生だな」
「しかし平凡な人生と濃く生きパッと散るのとどっちがいい」
「どっちと云われてもなー」
「だが平手造酒のように浮世にさらされた人間は哀愁が漂うな」
「だから飲み屋では横顔ばかり見せているんだろ」
「えっ、なんで知っているんだ」
「俺もやってるからな」

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こんにちは、

私は絵を見て子供の頃の田舎の芝居を思い出しました。
娯楽の無い当時、秋の取り入れ後に青年団が平手造酒の村芝居を観るのが楽しみでした。

この間、同級会で久しぶりに電車に乗った時に、ほとんどの人が俯いてゲームに熱中する姿を見て、時代を感じました。

Re: こんにちは、

> 私は絵を見て子供の頃の田舎の芝居を思い出しました。
> 娯楽の無い当時、秋の取り入れ後に青年団が平手造酒の村芝居を観るのが楽しみでした。
>
> この間、同級会で久しぶりに電車に乗った時に、ほとんどの人が俯いてゲームに熱中する姿を見て、時代を感じました。



春駒さんこんばんは。

コメントありがとうございます。
もう川の中州のすすきやカヤも薄茶色くなって晩秋を感じます。

先週内科に行って待っている間文庫本を読んでいたら、
同じ年頃の人に今時小説を読む人は珍しい・・といわれました。
本を読む人間か少ないという意味かそれともスマム時代に・・・という意味だったのか、
私以上に難しそうな人なので無視しました。( ´艸`)

プロフィール

シンとケイ

Author:シンとケイ
年寄ゴジラへようこそ!
年年歳歳花相似
歳歳年年人不同ということ
で残り時間を有効に
とばかり夫婦揃って好きな
事をして過ごしています。
家内は手芸、リメイク、旅行
私は水彩画、ウォーキング、
自炊.それと
オリジナル小説作成等を
やっています。
どうぞよろしくお願い
いたします。

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