トラトラトラ


にほんブログ村

a特攻

「北朝鮮がきな臭い言動をしてるな」
「ああ、グアムの核攻撃云々か」
「それよ、あの国はどうなってるんだ腹立つでー」
「そりゃー将軍様は体制維持に必死なんだ」
「あれ程云われても国が何の対処も出来ぬなら・・・」
「ふむ、出来ぬなら?」
「ここは我々年寄の出番であろうが?自ら挺身隊と
なって玉砕するのだ」
「どうやって?」
「前の大戦では神風とか回天があったろう。日本の
技術ならミサイルもできる筈だ」
「無理無理、日本は腰抜けだし技術はしれているんだ」
「なんでだ、大戦末期すでにドイツではV3が
完成していたんだぞ。日本はだれとるんか」
「気持ちは分かるが・・・なにもわしらが乗り込む
必要はなかろう」
「一億火の玉となってあいつらを懲らしめるのだ」
「古い事をよく覚えているなー」
「先制攻撃だ! 真珠湾攻撃だ! トラトラトラだ」
「わしらを巻き込むのは止めてくれ」

あざみ


にほんブログ村

aあざみ

「あの頃は子沢山の家が多かったな」
「そうよ、大抵5,6人はいたな」
「昔の話をすると元気になるのが年寄です」
「お前だって歳をくってるだろうが」
「ぼくちゃんが御幼少の頃はお父様が陸軍中将で
麻生の大きなお屋敷でね・・・」
「この野郎<おめえは日本を敗戦国にした奴の係累か!」
「ママとばあやがね、お外で汚い子供と遊ばないでってねっ」
「何がネッだ!絞め殺すぞ」
「わしは田舎に疎開していたが、大きなため池や小川
があったな」
「池の土手に咲くアザミやナデシコ、小川の畔に生えている
ミョウガなんかを摘んだもんだ」
「いまは田んぼもほとんど店舗や住宅になっているんだ」
「そんなところが多いいな」
「時の流れはわしらの思い出の情景を流してしまうんだ」
「変わってほしくないな・・・」

かみさんは今松葉杖だ


にほんブログ村

aカンナ

「このくそ暑いなかでカンナは頑張って咲いているな」
「また蘊蓄をやらかすつもりか?」
「いや、この花については何も知らんのだ」
「良かった!」
「わしは朝早くからゴミ出しをしてきた」
「急になんだ?お前がゴミ出し・・・?」
「カミさんが膝を痛めてな」
「お前んとこの母ちゃんはプールやら何やら
運動してたろう。どうしてだ?」
「原因は分からんが酷く痛むそうで、何処の病院に
行っても効果がなかったんだ」
「それでどうした?」
「テレビでな、自分の幹細胞を膝に注入する手術を
やっていて・・・その効果がすごいってな」
「やったのか?」
「その病院は大阪で医療費は再生医療だから
保険が効かず約100万ほど掛かるんだ」
「高いな!」
「しかしゆくゆくカミさんが車いすになるのは困るからな」
「お前はかみさんに面倒見てもらう予定だったからな」
「そこでわしは大阪の病院まで連れて行ったんだ」
「ほうほう」
「変形性膝関節症とか言っていた」
「それでうまくいったのか?」
「一週間前に手術して今はギブスを付けて松葉杖だ」
「効果はどうなんだ?」
「早くも効果が出ているらしい」
「だけど松葉杖で電車はきついだろう」
「だから毎回朝早く起きて車で連れていくんだ」
「無精者のお前がなー、いいとこあるじゃないか」
「ま、まあな・・・」

下水は黄金の山


にほんブログ村

a黄金の山

「人間の排泄物にはかなりの量の貴金属とレアアースが
含まれているらしい」
「何処かで聞いた話だな」
「下水処理場での含有率は馬鹿にならないという」
「ふーん、採算がとれるんかい?」
「東京都の場合うまく抽出できれば年間100億の価値を
見込めるという。まさに黄金の山だ」
「なら豊洲だの築地だの言ってないですぐにやれば
いいじゃないか」
「ところが新たな汚水処理設備をつくるとなれば
皆嫌がるし大きな金がかかるのだ」
「なーんだ、結局やらんのか」
「わしらが若い頃はお百姓が汲み取りにきたもんだ」
「わしの長屋は肥えを売ってたんだ」
「汲み取りとか肥とか相当昔だぞ」
「人糞は貴重な肥料だったからなー」
「こんな話を若いもんにしたら嫌な顔をされるだろうな」
「米や野菜はスーパーで作ってると考えてるからな」
「そこまで知らんことはないだろう」

ゴーヤは苦みがあるのだ


にほんブログ村

aゴーヤ

「わしはゴーヤは嫌いだ」
「何言ってるんだ、うまいぞ」
「かみさんがゴーヤ好きでな何にでも入れるんだ」
「まあ苦みがあるからな、子供は喰わんな」
「人間は年を取ると渋みが出るというな」
「まあいろいろと人生経験を積んでいるからな」
「だがよ、年取ったって小ずるいのがいるだろう?」
「それは生まれつきじゃなくて不幸な経験をした事が
影響してるかもしれないな」
「じゃあ大した苦労もなくボケーっと生きてきたわしらの
方が良かったのか?」
「決まってるじゃないか。本来人生は要らぬ苦労は
しない方がいいのだ」
「しかし奴らはそれで財産や名誉とか地位を得ているぞ」
「あっちに行く時にそれが何の役にたつんだ」
「そうかー」
「うちの犬をみろのんびりしてるぞ」
「犬や猫の生活と比べられてもなー」
プロフィール

シンとケイ

Author:シンとケイ
年寄ゴジラへようこそ!
年年歳歳花相似
歳歳年年人不同ということ
で残り時間を有効に
とばかり夫婦揃って好きな
事をして過ごしています。
家内は手芸、リメイク、旅行
私は水彩画、ウォーキング、
自炊.それと
オリジナル小説作成等を
やっています。
どうぞよろしくお願い
いたします。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR